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屋上びらきvol2!! 箱庭屋上「マッシュアップスタジオ」-そこには自分と向き合う時間の流れていた-

こんにちは!デザイナーの和氣です。
今日は開拓中の屋上の情報をお送りします。
文京区は湯島にあるマッシュアップスタジオさんにお伺いてきました!

湯島の三組坂をひたすら登り、小高い丘の上に到着。
こちらは神保町にある創業68年の医療設備設計企業、
株式会社セントラルユニ様のショールームの屋上。そこにはとても素敵な空間がありました〜。

ご案内いただいたのは同社の遠矢さんと瀬下さんです。

遠矢さん(右)と瀬下さん(左)

アプローチ

ここは屋上に登るまでの階段も見所です。アーティストの末宗美香子さんのカラフルで素敵な絵が、描かれています。
屋上へふわふわと誘ってくれているような〜
ふわふわ〜
階段を上りきると……

DSC_0546

奥行き感じる、屋上空間

そこには、縦にすっと伸びる端正な屋上空間が!

右手にはルーバーで刻まれた壁面、突き当たりには白い壁がが設置されています。
これだけでも、何か心がしゅっとするような、精神的な緊張感(いい意味で)を感じます。
ルーバー手前に設置されたこれまた抽象的な長い椅子に座ると‥…向かい側には植栽があり、都会の小さな自然を感じられます。

上を見上げるとポッカリと空。

なんだっけ、、こういうの

あ、あれだ、
箱庭!

なんだか自分が箱庭の中に入って、空を見上げているようだ。

そうだ、我々は壮大な箱庭の中に生きている……

 

とか、多少トリップしそうになった。

この屋上を構成している要素が、自分と向き合わせるような、外にいるのに内に向かっているような、
そんな不思議な気分になれました。

低い高さの台、小型の椅子などもありまして、全てのが独特の雰囲気を出しています。
こういうの好きです。

小さな椅子。宇宙人のような形。
ルーバーは夜、下からライトアップされ、グッと華やかな雰囲気になります。

ハイテク企業の屋上には
自分と向き合う空間が広がっていた。

こちらのマッシュアップスタジオさん、屋上だけではなく
他のフロアも、とても刺激的な設備を整えていらっしゃいました。本番と同じものが取り揃えられている手術室、その場ですぐに修正し、1/1スケールで確認できる設計シミュレーション用の3Dツールなど。

ものすごくハイテクで度肝を抜かれました。

屋上見学の予定が、図らずも、企業見学にもなり、屋上から始まる、企業案内……なんてのも面白そうだなと思いました。

普段は屋上はあまり活用されてないとおっしゃっていたものの、ふとした瞬間に上がって、瞬間的に内面に向き合うモードになる。そんな役割を、こちらの屋上は果たしているのかもしれない。
医療現場を支えるハイテク企業の屋上は、自分と向き合う箱庭屋上でした。

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株式会社セントラルユニ様、マッシュアップスタジオ屋上さんには、
東京ビエンナーレ2020の「屋上びらき」にご協力頂けることとなりました!
今後企画などを進めてまた発信していきます。

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取材:和氣明子

アルプスポーズで撮影!……ありがとうございます!
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